碓氷峠鉄路再生研究会(碓氷線草刈りの会)の掲示板です。 碓氷峠に関する情報発信、情報交換、意見交換等にご利用下さい。 当会は、安中市から線路敷立入許可を受けて作業しております。 |
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上り線と下り線の違いは - 事務局
2019/01/23 (Wed) 23:26:03
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信越本線横川-軽井沢間は、1997年に廃線になりました。
1999年に開園した碓氷峠交流記念財団「碓氷峠鉄道文化むら」の櫻井正一理事長が鉄道事業法における特定目的鉄道に着目し、廃線区間の下り線を観光鉄道化する構想を描きました。
下り線の線路には、園内のモーターカーで峠の上まで除草剤を撒いていたそうです。諸般の事情により観光鉄道計画が頓挫したのは2007年頃です。
観光鉄道構想は潰えましたが、何年間か除草剤を散布していた効果は今でも残っています。下り線の線路は、廃線以来全く手を入れてない上り線と比べて草木の蔓延りも少なく、比較的良い状態で残っています。
昨年、安中市観光機構が草刈りを行い廃線ウオークを開催しているのは下り線です。
園内には、富士重工製のモーターカーが2機種ありました。除草剤散布に使用したモーターカーは、後に外装を施してトロッコ列車の初代アプトくんになりました。
Re: 上り線と下り線の違いは - 事務局
2019/01/23 (Wed) 23:45:14
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2018年の冬場の写真で比較してみます。
左側に見える線路が下り線。
右下に木々に埋もれて隠れているのが上り線です。
上り線の状況は、当掲示板の2018年7月頃の写真を見ていただけばわかると思います。
鉄道の幹線の複線区間で廃線になったのは、信越本線横川-軽井沢間が日本で初めてです。上下線共に再利用しようなどと言う予算も発想も当時の松井田町や合併後の安中市にも無かったので上り線は遺棄されたままになっていたのだと思います。
Re: 上り線と下り線の違いは - 事務局
2019/02/01 (Fri) 00:14:36
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左側が下り線、右側の舗装で埋められた線路が上り線です。
写真は、2001年頃の文化村-丸山間の懐かしい風景です。
下り線を走る車両は、モーターカーを塗装した初代アプトくんと車掌車ヨ8841です。文化村のイベントで乗客を乗せた車両が初めて廃線後の線路を走りました。後に定時運行するトロッコ列車になり、軽井沢まで到達する観光鉄道の夢に繋がりました。
一方、上り線は線路上を舗装されて遊歩道アプトの道になりました。アプトの道は、上り線上を歩き峠の湯の手前で左に分岐して旧アプト線跡を辿ります。分岐する前方の新線跡は草生した藪になってます。上り線は、峠の線路は残ってますが、遊歩道化部分で舗装されてしまったため、現状では鉄道車両が進入することは出来ません。